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  • 執筆者の写真RYUZO NAKATA

RYUZO NAKATA HISTOIRE-17

更新日:2021年7月15日


普通の仕事出張と違い 相手様 主催者側からの招待なので

行った先では VIP対応されて最高


今回は ドイツのミュンヘンでのコレクションを書きます


ドイツでは初冬になるとBAL (バル)のOPENINGと言う催しがあります

BAL (名前の通りダンスホール) のOPEN

大きい裾のローブを着て踊るそれです

良いのか 素敵なのか 変なのか 好きかは それぞれと言う事で

ドイツでのそのシーズン初日の晩にコケラオトシの招待が

パリからは専属モデルを数人連れて行き

スタッフ皆んなで なんだかお遊び気分

パリで既に行なったコレクションを やや変更して

もう1度 他国で再現

こっちは慣れたもんですからね

2日ぐらい前に現地入り 迎えが来ていてホテルに到着

200M2のスイートルーム 無駄に広い

その後 現地を見に行き 翌日からの打ち合わせをして初日はこれで終わり

さて どこに行く? 何を食べる?

翌日は朝から モデル選び フィッテイング

まあ ゆっくりコレクションの準備

パリの時より減らしているので組み合わせ調整 作成

キャビン作成 ヘアーメークに説明

細かい事は

ウンガロ社のプレスのドイツ人が現地のスタッフに伝えると

さすが ヨーロッパの日本人ですから

仕事は完璧 カチカチ

   ↑ ソフィー ↑ PRESSのドイツ人

準備完了かな


2日目 夕方からは 何処に行く? 何を食べるか?

観光気分たっぷり


3日目 当日の夕方にウンガロ氏が到着

お出迎えからホテル→着替えて現地に→挨拶etc

楽屋に来て 全てOKか?と・・・


BALのOPENINGが始まる

表側は こんな感じです・・・600人ぐらいか


パリでのコレクションではウンガロ氏も裏に居るけど

今回は表側で主催者さんと同じテーブルに

僕達スタッフは楽屋で・・・

順番にモデル達を表に出すのです

時々 小さい穴から表を覗くぐらいで

楽屋では 皆んな真剣にチェックをしているので

拍手なども全く聞こえない

そろそろ最後のモデルを出し

このあたりでウンガロ氏がバックに戻って来て


バックステージに戻って来たと同時に

他のモデルを皆んな表側に出して

最後にフィナーレのマリエ (花嫁)を送り出す

皆んながバックステージに戻り

最後にウンガロ氏がマリエと戻ってくる

マリエと戻って来ました

はい ちびっ子ダンサー達と撮影・・・

主催者さんと撮影

撮影


さてさて またまた ウンガロ氏は表テーブルに戻らなければ


こっちはこっちで 楽屋は片付けをしなければ

これは外部者には手伝って貰えません

CARNE (カルネ) と言う 服や小物 アクセサリーなどの

海外に持ち出し 海外からの持ち込みなどの税関申告書で

1点でも数が合わないと 止められるのです

その為 MALE (特別の衣装箱)に綺麗に入れないと

後がめんどくさくなるのです

おい 入ってないで手伝え・・

後ろの箱 綺麗に物が収まりました

ウンガロ社の専属モデルなので 手伝わせます ↑ MICHELLE

ありがとう


さて全て終了かな

喉が渇いたな

我々は 表にテーブルが無いので 楽屋を勝手にレストランに

テーブルを運んで クロスを弾いて ローソクを探して

セットを持って来て貰って

やっと シャンパンを 美味しいね・・・


食事は 表側で皆んなが食べているものを

終わったね お疲れ様です

って このBALの夜は 00時00になったら

白いソーセージを食べるのが習慣らしく

マダムとプレスのフィリッポが 遊び始めました

パクパク 微妙な美味しさって言うか もう 要らない

この辺りで既に何本飲んでるのか


ウンガロ氏が 楽屋の皆んなが心配で抜け出して来てくれた

すると ワイワイやっているのを見てびっくり顔

こっちの方が楽しそうだな と

座り出して一緒に飲み始めた

皆んな白いソーセージを・・・


まあ 無事に終わり良かった

翌日は お昼過ぎにゆっくりと空港に

夕方パリ着

会社の運転手がウンガロ氏とマダムを迎えに

もう1台 MALEを運ぶ運転手が荷物をトラックに積み込み

終了


我々は ここで解散

迎えはない




これは モナコのBALのOPENING・・・



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