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  • RYUZO NAKATA

RYUZO NAKATA HISTOIRE-10

今回はクチュールのメゾンの仕事の進め方・・・


UNGARO氏に雇われて

入社後 2ヶ月半が経ち初めてのHAUT-COUTUREのショウが終わった

全ての服が、僕のデザイン画で出来上がった

信じられないとしか 言いようがない

UNGARO氏が、50日前に選んだデッサンだ

それがアトリエにまわり、ウンガロ氏が何回も仮縫いをした服だ


その夜は嬉しすぎて飲むしかない・・・


翌日 朝08H30に会社に着きコーヒーを飲んでいると

ウンガロ氏にスタジオに来いと呼ばれ

(オーナーなのに本当に毎日朝早くから来ている)

早々に昨日のDEFILE(ショー)の評価を見せてくれた

フランスの新聞、アメリカの新聞WWDも良い評価だ

満足か?と聞かれ、OUI MONSIEURと・・・


PRET-A-PORTEのアタックだ、と ウンガロ氏が

コレクションの回想などしてる暇はない

クチュールのショウを見たお客さん達は、翌日からUNGARO社のクチュールサロンに来てクチュール担当の人と商談・打合せをしてオーダーを頂くのです

この頃で、クチュールの御客さんは世界中で2000人

これらは全て、社内で作られ、海外のどこにでも納品に行きます

担当の女性も良いところの家柄 大体は DE が付く名前だ


他のプレタポルテだけの会社は、パリコレが終わると工場への発注準備かな

・・・で、バカンス?

まあ、ランクが違いますから はい


UNGARO社内のスタジオには特注していた生地が届き初め

他の生地屋さん達が、新しい生地を持って次から次とやって来ます

(小さいメゾンには来てくれません)

ウンガロ氏が、それらの中からどんどん選んでいく

生地の見本市(1er VISION)なんか、10年以上行かなかったな


さて、ウンガロ氏はスタジオ内で、毎日シーチングで仮縫い

長い廊下に並んでいる200ぐらいのTOILE(シーチング)から、その時気にいった型を選び、それをモデルに着せて作り直し、作り込みをしていく

シーチングでゼロから作成する時もある


僕は、デザイン画をどんどん描かないと

テーマなどをくれる訳では無いので

自分でテーマか何かを探しどんどんデザイン画を描く

200型必要なら、3倍の絵を描けと言われている



アイデア描き留め



ウンガロ氏のデッサン






仕事の進み方は以下

① デザイン画を描く

② ウンガロ氏と自分の描いた絵型を選びイタリアの工場に渡す


イタリアの工場スタッフと



③ 社内でもいくつかのシーチングサンプルを作成

社内には常に3人の専属モデルが居る



専属モデル達



カタリナ ポーランド人



ユタ スエーデン人




④ その間に絵型で組み合わせを作成(ジャケット +インナー+パンツ etc)

⑤ それぞれの服の組み合わせに生地を当て込む


選ばれた生地



ローブの色選び


⑥ 全て、カラーデッサンを描く

⑦ そのスタイル画を見て、アクセサリー担当達が、靴担当が動く

⑧ イタリアから毎回150型のシーチングサンプルが来ると、ウンガロ氏が凄い速さで仮縫いをする 着丈 調整、デタイユ変更、襟と袖は必ず

⑨ 変更のあった物のアプリケーションを見直す

⑩ コレクション1週間前にイタリアから生地でのサンプル服が届く

⑪ 展示会での売り用の物をプラス

⑫ コレクションのアクセサリーなどが出来上がってくる





⑬ コレクションのモデルキャスティング

⑭ コレクションの音楽ができあがってくる

⑮ 服の組み合わせ、アクセサリーチェック

⑯ コレクション4日前からモデルフィッテイング

⑰ コレクションの順番やリスト作成

⑱ 前日の夜まで、アトリエではお直しを



ウースをかけて終了



全てが終わると、シャンパン・・・

と、言う感じで終了・・・

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